柳原病院は「地域と共に歩む安全・安心の医療」を病院理念とし、柳原千住地域の数多くの医療機関や事業所と手を組み、「柳原・医療福祉ネットワーク宣言」を共に掲げて、21世紀都市部地域医療ネットワークの核として、都市部急性期小病院のモデルを創りあげるべく活動をしています。
柳原病院は、足立区柳原にある柳原神社の一角に、1951年(昭和26年)に地域の人たちの力でつくられた柳原診療所をルーツとします。1968年には40床の病院を建設、その旧柳原病院(柳原1丁目)の増改築を経て、現在の足立区千住曙町へと1998年に場所を移してきました。
その間1977年から訪問看護を開始、1992年には東京都第一号の訪問看護ステーションの開設、1994年からは巡回型24時間在宅ケアの開始など、都市部地域医療・在宅医療の先駆的な事業をおこなっています。関連施設として1995年に老人保健施設「千寿の郷」、2005年には柳原リハビリテーション病院、2008年には千住介護福祉専門学校の開設をいたしました。
柳原病院は85床の都市部における小規模急性期病院です。その特徴は
1. |
在宅支援・急性期病院
在宅患者の急性憎悪時の入院治療の対応と早期在宅復帰の支援 |
2. |
診療所・老健施設・リハビリテーション病院・24時間在宅ケアなどの一環でありその中心
この柳原千住地域には柳原病院を中心として 25施設500名のスタッフ(2011年10月現在)が協力して医療介護福祉の活動をしています。 |
3. |
小病院での安全な治療技術の提供 |
などです。
最近は柳原病院はプライマリーホスピタルとも標榜しています。プライマリーホスピタルとは急性期の病院であるけれども疾病だけ見るのではなく、患者さんの生活全般を支援する病院ということです。
さらに柳原病院の目標として、
医療福祉介護の充実でいつまでも住み続けられる街をつくりあげる
ことを掲げています。
柳原病院の病棟部門は総合内科病棟(3F)と内科外科混合病棟(4F)です。外来部門は予約紹介外来と救急外来からなっています。紹介外来は専門外来が中心で外科、整形外科、脳外科、婦人科、泌尿器科、内視鏡科などがあります。総合外来もあります。救急外来は24時間救急を受け付け、東京都2次救急指定病院で、CT診断装置やMRI装置を完備しています。手術は一般外科、乳腺外科、泌尿器科、内視鏡手術が中心です。
柳原病院には医師研修病院としての長い歴史もあります。患者の立場に立つ医療人を地域医療の現場から育てることを目標に、小病院での卒後臨床教育に力を入れてきました。現在の健和会の多くの幹部医師も柳原病院での研修を経験しています。94年に健和会みさと健和病院が厚生省臨床研修指定病院となってからはその研修施設群として、現在はみさと健和病院を厚生労働省研修病院の管理型病院とするその協力病院として、数多くの研修医が研修に訪れています。また、健和会臨床看護学研究所と連携し、看護師の研修にも大きく力を入れており、毎年多くの新人看護師が研修をおこなっています。
2010年7月に開催された第60回日本病院学会で、「中小病院は地域を守る」というシンポジウムがあり、そのシンポジストとして柳原病院の活動を発表する機会を与えられました。その発表の中では、柳原病院と柳原千住地域でともに協力している25事業所500名の活動を全国に発信することができました。この地域で生活するすべての皆様のお役に立てる活動、そしてこの地域をいつまでも住み続けられるまちにする活動をこれからも全力で行なってまいります。
よろしくお願い申し上げます。 |
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柳原病院院長 露木 静夫
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